こんにちは、ケイスケです。
ジャズのスタンダードの曲ってたくさんあって、ある程度アドリブができるようになると挑戦してみたい!っていう方もいますよね。
しかしスタンダード曲って多いし、どこから手をつけていいのわからない。keyもB♭とかA♭とかだし転調しちゃうし・・・アドリブも難しい・・・出来なさそう・・・
私自身も初めてジャズ・スタンダード曲に挑んだのが「All The Things You Are」でしたが難しくて弾けなくて苦手意識が芽生えてしまいました・・・
しかし、初めて挑む曲に最適な曲があります。
「Fly Me To The Moon」です。
曲を聴いてみると、たくさんの歌手や演奏家がカヴァーしている曲なので聴いたことある。って方は多いかなと思います。有名どこだとフランク・シナトラやナット・キング・コールでしょうか。(他にもアニメのエヴァンゲリオンで流れていましたね)
この記事の信頼性
ギター歴20年以上で音楽専門学校卒業、アメリカのLAMAという音楽専門学校でも留学経験あり。卒業後バンド活動など。ある程度のジャンルはこなして弾けます。某楽器屋でも数年働いていた経験あり。
最適な理由
- 歌メロが簡単
- キーがC
- スケールの練習もしやすい
まずは歌メロがシンプルでギターでも弾きやすく、覚えやすいです。
そして、この曲がとっつきやすい理由の一つはキーがCなとこ。
冒頭でも書いたのですがキーがB♭やA♭などって難しいんですよね。
「Fly Me To The Moon」のコード進行です。
Am7|Dm7|G7|Cmaj7 C7
Fmaj7|Bm7(♭5)|E7(♭9)|Am7 A7
Dm7|G7|Cmaj7|Em7 A7
Dm7|G7|Cmaj7|Bm7(♭5) E7♭9
Am7|Dm7|G7|Cmaj7 C7
Fmaj7|Bm7(♭5)|E7(♭9)|Am7 A7
Dm7|G7|Em7|A7
Dm7|G7|Cmaj7|Bm7(♭5) E7♭9
Cメジャー・スケールで弾けます。いわゆるドレミファソラシドでソロが弾けます。
C7とE7(♭9)とA7のとこだけは、Cメジャー・スケールで弾いていると少し音が外れて聴こえることもああります。があえてCメジャー・スケールやAマイナー・ペンタトニックでも音の選びかた次第で弾けます。
初心者の方は上記のCメジャー・スケールで弾けるんだな〜。って感じで考えていただければOK!
中級者には
スケールはなんとなくわかる。って方は上記の青文字で書いたC7とE7(♭9)とA7ところを以下のスケールが使えます。
初心者の方や、スケールがまだよくわからないといった方は、飛ばして読んで大丈夫ですからね(^^)
- C7 Cミクソリディアン
- E7(♭5) Eハーモニック・マイナー・パーフェクト・フィフス・ビロー、Eオルタード・スケール、Fディミニッシュのアルペジオ
- A7 Aメロディック・マイナー・パーフェクト・フィフス・ビロー、Aハーモニック・マイナー・パーフェクト・フィフス・ビロー、Aオルタード・スケール、B♭のディミニッシュのアルペジオ
長ったらしい名前のスケール名だらけですね(笑)ギター雑誌とかで上記のスケールの名前が出てきてもよく使い方わからない!ってなる方は上記のコードだ出てきた時に、右に書いてあるスケールやアルペジオを弾いてみてください。
最初は無理やりにでも当てはめて弾いてみるのがいいと思います。
ちなみにコードの半音上のディミニッシュのアルペジオの使い方も非常にオススメです♪
スケール練習やアルペジオ練習の成果の見せ所です。
まとめ
今回は初心者の方でも最適なスタンダード曲として、この「Fly Me To The Moon」を取り上げたので、なぜ上記のようなコードの時にこのようなスケールが使えると理論の解釈は省きました。
なぜそうなるかもっと知りたいとか、音楽理論に興味が湧いてきた方は是非調べてみると面白いです。
ネットで調べるとこの曲の音楽理論とかたくさん載ってますね。
ジャズ・スタンダードって難しそうだし、何の曲からスタートすればいいのかわからない。という方には、この「Fly Me To The Moon」のようにシンプルな曲でチャレンジするといいです。
またYoutubeでこの曲を検索すると色々な方の演奏動画や音源もあるのですが、個人的にケニー・バレルの演奏が好み。
ではでは
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