こんにちは、ケイスケです。
ギターを弾いていると第三者から、もっとピッキングを力強く。とかピッキングはソフトに。など、どちらが正しくて正解なのかわからなくなった経験はありますか?
私は様々な大先輩の前で弾くたびに上記の事を指摘された事が何回かあります。特に専門学校とかで複数の先生から習っているとAの先生とBの先生と言っている事が反対なんて事多々ありました・・・いちいち指摘されるの面倒だからAの先生とBの先生では弾き方変えよう。みたいな空気を読む能力が身につくかもしれませんが(笑)
さてどっちが正解なのでしょう?
自分が演奏していて出したいニュアンスを出せる方です。
あくまで個人的な結論ですが。
この記事の信頼性
ギター歴20年以上で音楽専門学校卒業、アメリカのLAMAという音楽専門学校でも留学経験あり。卒業後バンド活動など。ある程度のジャンルはこなして弾けます。
なぜ強くしろ。という人がいるのか?
個人的な感覚ですが「ピッキングを強くしろ」とアドバイスをしてくるのは年配のロック系の方が多いように感じられます。
しかしピッキングを強くした時のデメリットは
- アタックした時の音がうるさく感じる
- 強いだけで抑揚がない
- 音がシャープして聞こえる
- 弦が切れやすい
1 アタックした時の音がうるさく感じる
強く弾いた時の音が潰れて聴こたり、高音だけ強調されうるさく感じたり、ノイジーに感じ少し歪みの成分が感じられたりします。
これは逆に捉えると、アタックを強調したい時に使えるので短所であり長所でもありますね。
ゲイリー・ムーアなんか力強いピッキングですが素晴らしいギタリストですし、「味がある」と捉えられる部分が音楽の素晴らしいとこでもありますね。
2 強いだけで抑揚がない
次の2つではどちらが音楽的に聴こえるでしょうか?
①MAX10のピッキングの強さで弾き続ける
②6分の強さで弾いてアタックを強調したいところだけ8〜10の強さソフトに弾きたいところは3分の強さで弾く。
おそらく②の方が音楽的に聴こえると思います。これがトランペットやバイオリンでひたすらMAXの力強さで演奏されたら聴いている人は疲れると思います(笑)
ちなみにロベン・フォードやラリー・カールトンはピッキングのニュアンスが凄まじいので聴いた事ない方は是非聴いてみてくださいね。
3 音がシャープして聞こえる
強い力でピッキングして弾いてみてください。ピッチが不安定になって少し上がって聴こえると思います。
これでは、チューニングがずれているような演奏になってしまい聴いているとキツいですよね・・・
4 弦が切れやすい
まあ、これはそのまま(笑) 単純に物理的に切れやすいですよね(笑)
切り裂くようなピッキングと聞くとちょっとカッコよく聞こえるかもしれませんが(笑)本当に弦が切れてしまったら演奏に支障がでます。
最後に
でも冒頭に述べたようにピッキングは強く。という人達が多いのも事実。
確かにギターを弾き始めた当初はピッキングがまだ慣れず、振り抜くスピードだったり弱々しく弾いていたりしたら教える方も「強くした方がいい」とシンプルに言うかもしれません。その時の状況ではそのアドバイスが的確な事もあるんですよね。
ただし次の事を言う人には気をつけましょう。
- ロックはピッキングを強くしないといけない。(ロックの部分をギターとかベースに置き換えてもいいですよ)
- 感情がこもってないからもっと強く弾け。
これは指摘した人の感想にしかなりません・・・そっと距離を置きましょう(笑)
「感情」に関して権威のある方なのかわかりませんが・・・いるのならお会いしてみたい・・・
ではでは
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