こんにちは、ケイスケです。
ロックを演奏する時に歪ませてリズムギターを弾く場合パワーコードを使うパターンが多いですよね。
6弦5fと5弦7fのAのパワーコードを弾く場合、6弦5fは人差し指そして5弦7fは薬指?それとも小指?
(ちなみにパワーコードはこの場合だとルートが人差し指、5度の音は薬指か小指)
初めて教則本を買ったら薬指って書いてあったけど、youtubeで好きなギタリストの演奏観たら小指で押さえてますがな・・・あの教則本がデタラメ書いてるのかな・・・
ギターを始めたばかりだと、何が正しくてどっちがいいのか、わからなくなっちゃいますよね。
結論はどっちでも良くて、どっちでも押さえられる方が便利!
薬指で押さえた方が楽な時と、小指で押さえた方が楽な時があります。
この記事の信頼性
ギター歴20年以上で音楽専門学校卒業、アメリカのLAMAという音楽専門学校でも留学経験あり。卒業後バンド活動など。ある程度のジャンルはこなして弾けます。
薬指の場合
教則本を読むと薬指パターンの方が多いと思います。
普通に考えて6弦5fを人差し指で5弦7fを順番的に指を置くとしたら薬指になりますもんね(押さえないけど6fを中指で押さえると仮定した場合)
- 薬指の利点は
オクターブ上の音を押さえる時
パワーコードでルートのオクターブ上を足したい場合ですね。
6弦5fを人差し指、オクターブ上の4弦7fを押さえる場合は小指で押さえるパターンになるので5弦7fは薬指で押さえる方が楽になります。
簡単に言うと押さえている薬指の一本下の弦に小指を足すだけですね。
5弦7f5度の音を小指で押さえてしまうとルートからオクターブ上の4弦7fを押さえること難しくなる。
小指のセーハして5弦と4弦を押さえられないこともできないわけじゃないんですがやりづらいんですよね。
薬指だとセーハもしやすいです。
小指の場合
それでは小指の押さえるパターンの場合はどうでしょうか。
ちなみに私はパワーコードを押さえる場合、自然と小指で5度を押さえることが多いです。
- 小指の利点は
分数コード(オンコード)が押さえやすいパターンがある
人差し指で6弦5f押さえたAから人差し指を1フレット下げたE/A♭に変わる場合の運指がやりやすいんですよね。
この場合小指は5弦7fを押さえたままで、人差し指だけ5フレットから4フレットに移動するだけ。
このパターン(下の写真)だと薬指だと運指がやりづらくなります。
試してみてください。
おそらく小指の方が楽に感じるはず。
ローフレットが押さえやすい
ローフレットはフレット間の幅が広いので小指の方が楽に押さえやすいんですよね。特に1fから3fあたりがルートのパワーコードを押さえる時は顕著に感じます。
反対にハイフレットはフレット間の幅が狭くなるので薬指の方が押さえやすくなりますね。
番外編。中指で押さえる
ロックンロールやブルースのリズムパターンの場合、中指で押さえる時もあります。
もちろん薬指でも問題ないですよ。
まとめ
5度の音を薬指か小指(または中指)どれを押さえるかは、次にどのようなコードを押さえるかによって使い分けるかで決めると演奏がぐっとやりやすくなります。
ギターを始めたばかりでコードを押さえるのがまだ慣れていない場合は、最初は薬指か小指どちらかでしっかり押さえられてから練習するのはありだと思います。
固定概念でこう押さえないといけない。みたいな考えは時として演奏能力を潰すことがあります。
手の大きさや押さえる力によってどのパターンがいいかは人それぞれですしね。
※余談ですが、パワーコードはクラシック音楽でも空虚五度と言ってたくさん出てきます。
パワーコードはロックだけではないです。
ではでは
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